創業者インタビュー～パソコンスキルCASA～

創業のきっかけや創業準備の体験談など、実際に茨木市で創業した皆さんの生の声をお届けします！

二人のお子さんを育てながら代表をされている浅野さん。

創業者同士のつながりや、生徒さんのことを考えた経営についてお話を伺いました。

Ｑ．現在の事業内容は？

この教室は、平成31年2月にオープンしました。
事業の内容は大きく分けて２つあり、１つはパソコン教室です。

仕事に必要なスキルアップのためにWordやExcelの操作を教えたり、これから仕事を探す人向けには、資格取得のための指導も行います。内容自体は一般的なパソコン教室と同じですが、この教室の一番の特徴は、カリキュラムにとらわない少人数制の指導で、希望やレベルに合わせて、生徒さんが本当に学びたいことを教えられる点です。集団レッスンだと、「みんなのペースについていけない！」ということや、逆に「これは自分でできるのにな…」という内容がカリキュラムに含まれていることもありますよね。この教室では、申し込みをいただいた方に、まずはパソコンで簡単な文章や表を作ってもらい、スタートラインを見極めてから、ご希望の内容や時間を聞きながらレッスンを進めます。

この春には新社会人になる方も来てくれましたが、始めのうちは、WordもExcelも学校で習ったけど実際やってみると思ったよりできない、という状況で…。でも、本人に合わせたレッスンを受けるうちに、短時間で驚くほどスキルアップされました。

Ｑ．創業のきっかけは？

以前から他のパソコン教室で働いていましたが、自分の理想とする指導がしたい、多くの人にパソコンのスキルを身につけてもらいたいという想いは前から持っていました。ただ、始めは場所を借りて教室を持つことまでは考えておらず、市内にあるコミュニティセンターを借りてレッスンを始めたのが最初です。

とはいえ、ある程度生徒さんにたくさん来てほしいという思いがあり、よくお昼を食べに行っていたカレー屋の店長に相談したところ、商工会議所で開催されている「創業塾」を紹介してもらいました。ちょうど申し込みの時期だったこともあり、さっそく参加したのですが、そこで出会った人や講師の先生から、「本当にやりたいなら、決まった場所を借りて教室を構えた方がやりたいことが伝わるよ」と言われ…。創業塾が終わった後も、その言葉が頭に残っていたからでしょうか、ある日、仕事の合間に何気なく不動産屋さんに立ち寄ってみました。そこで最初に紹介してもらった物件が気に入り、そこからはトントン拍子に進んでいった、という感じです。

Ｑ．利用した支援制度と役に立ったことは？

この教室にある表札や棚も創業塾で出会った仲間が作ってくれたもので、他にも教室の内装、ホームページのプロフィール写真、事業計画書の作成や確定申告、火災保険の加入など、たくさんの仲間に助けてもらいました。

教室を持つには思っていたよりもお金がかかるな…と感じたので、市の補助金の制度を利用できたことも助かりました。また、自分ひとりで考えるだけでなく、専門家の相談を受けて意見を聞けたことも、とてもありがたかったです。
 

Ｑ．創業してのやりがいや良かったことは？

コミュニティセンターで教えているときよりもたくさんの人に来てもらえるようになって、ずっと前から「こんなパソコン教室が求められているんじゃないかな？」と思い描いて始めた教室を、実際に必要としている人がたくさんいるんだということを実感できたのが嬉しかったです。

また、「これから事業を始めるためにホームページを作成したい」と言って相談に来られる方の中には、ホームページの作成だけでなく、チラシを作ったり、そのための写真を撮って加工したりと、パソコンを使ってやらないといけないことが他にもたくさんある人もおられます。教室の本来の仕事に付随して、相手が必要としていることに幅広く相談に乗ったり、サポートをしたり…ということにも、とてもやりがいを感じています。

Ｑ．今後の目標は？

より多くの方にパソコンのスキルを身につけてもらいたいと思っています。とは言っても、この教室では少人数制の指導なので、たくさん生徒さんが来てくれても、指導できる人数は限られています。そこで、今後は会社に出向いて社員向けの研修をするなど、教室以外でも多くの人にパソコンのスキルを伝えられる機会をつくっていきたいと思っています。

これから創業する方へのメッセージ

私自身もまだ事業を始めたばかりで、軌道に乗るのか、うまくやっていけるのか…と、ずっと教室のことで頭がいっぱいですが、好きなことをやっているので、毎日とても楽しく過ごしています。

最後は一緒に講師をされている藤岡さんとパチリ。

浅野さん、ありがとうございました！